賑やかな目抜き通りから一本入った薄暗い裏路地。そのビルの地下へと続く階段を降りると、そこには温かみのある木製ドアが佇んでいました。 今回訪れたのは、知る人ぞ知る隠れ家フレンチビストロ「Bistro de L’espoir」。
ドアを開けると、芳醇な赤ワインとハーブの香りが優しく鼻腔をくすぐり、一気に心が踊ります。
溢れる肉汁と漆黒のデミグラスソース
本日のお目当ては、ランチタイムに数量限定で提供される「特製デミグラスハンバーグステーキ」。
丁寧に空気が抜かれ、注文を受けてからじっくりと絶妙な火加減で焼き上げられたハンバーグがテーブルに運ばれてきました。 漆黒に近い、艶やかな深みのあるデミグラスソースを纏ったその姿は、まるで一つの芸術品のようです。
ナイフをそっと入れると、パチパチと音を立てるようにして、透明で美しい肉汁が溢れ出してきました。 一口運べば、厳選された牛肉の力強い旨味と甘みが口いっぱいに広がり、口の中でホロホロとほどけていきます。 ソースは数日間かけてじっくりと牛骨と野菜を煮込んで作られており、ほのかな苦味とまろやかなコクが肉の美味しさを何倍にも引き立てています。
添えられた自家製マッシュポテトにこのソースを絡めていただくのも、また格別の味わいでした。
都会の喧騒を忘れ、贅沢な余韻に浸ることができる至福のランチタイムを過ごすことができました。